返信無用のメール
音が人間を司る。
日常から発せられる音だけで人を特定する事だって出来る。
適当に流してくれれば良いのに何故かそれを出来ない化け物ばかり。
好きな子の事は隅々まで知りたいという思いが違う形と成って人々を襲う。
他人から奏でられる音楽に惚れるなよ。
誰にも知られたくないんだから。
それでも、発信している身としては言い返せない事案だな。
それぐらいしかやる事が無いと言っても過言では無い。
終わった後の次の日が快晴なぐらい絶句でしか無いね。
僕には居場所なんて無いのに居場所を特定されても意味が無いんだが。
無を愛する者として無音も愛して当然なんだろうな。
誰かに連絡なんてする理由が見つからない自分には誰かに連絡する術を見出していかないとただ孤独は辛い。
孤独を愛さないといけない事は分かっているが、生きている活力が無くなっていく。
もう生きる意味は無いけれど、生きないといけない理由も有るかも知れないんで。
暗黙な可能性に賭けているギャンブラーなので許して。
返信無用のメールを永遠に書く。
お金の為じゃ無い、純粋に想いを伝える為に。
あの人の匂いで思い出させる為に。
常識を家の玄関にでも置いておこう。